皆様、こんばんは!コウ(@kou_fashion_diary)と申します。
今回の記事ですが、初めてリネンスーツをオーダーしたので、それをご紹介させていただきます。
私がメンズドレスファッションの沼にハマったきっかけになった生地であるといっても過言ではありません。
そんな思い入れのあるスーツをご紹介していきます。
オーダーしたスーツのご紹介
早速オーダーしたスーツの画像を載せさせていただきます。
めちゃめちゃかっこよくないですか?笑
すでに何回か着用した後なので使用感が出てますが、それも混みで好きです。
初めてのブラウンスーツですが、いつか絶対購入すると決めていたあるメーカーの生地を採用しています。
まずはその生地をご紹介していきます。
生地
スペンスブライソン(SPENCE BRYSON)というイギリス生地メーカーのアイリッシュリネンを使用しました。
出典:https://kogaya.co.jp/brands/spence-bryson
まず、何故私がこの生地に惚れこんだかというと、X(旧Twitter)でこの生地を使ったスーツが載せられていました。(ダークブラウンのダブルのスーツでした。)
その画像をみて、純粋にカッコイイと感じ、ほしい!着たい!と心から感じたからです。
元々洋服は好きでしたが、画像だけでここまで興味を引いたことがなく、ご本人様にDMを送って、教えて頂きました。
教えて頂いた後、すぐお店に向かって、オーダーできるか尋ねたことは今でも覚えています。
(ただ、ご存知の方はわかると思いますが、スペンスブライソンはグレードが高いメーカーなので、セレクトショップでオーダー時の金額を知った際は絶望しました。笑)
当時はメンズドレスファッションに興味を持ち始めた時期だったので、ドレスアイテムをある程度揃えてから、オーダーしようと決意し、今に至ったわけです。
ちょっと自分語りが長くなってしまいましたが、改めて生地メーカーの説明を。
スペンスブライソンについて
スペンスブライソンは美しい光沢と風合いから世界最高のリネンと称される、アイルランド製の『アイリッシュリネン』の大手メーカーです。その真の品質の良さから英国王室で重用され、世界のファッション界でもリネンといえばスペンスブライソンと代名詞を付けて語られるほどです。
スペンスブライソン社は1891年、古来よりリネンが根付いた場所であったアイルランド島北東部に位置するアルスター地方に設立されました。時を同じくして1880年設立のアルスターウィーバー社もリネンの産業化を推進し、スピニング、ウィーヴィング、ダイイングとフィニッシィングを自社一貫で行い、アイリッシュリネンサプライヤーとしての地位を築きました。そして1992年両社統合の末、世界的なアイリッシュリネンメーカーとなりました。
スペンスブライソンが供給する生地は全て100%アイルランドのリネンで作られています。アイリッシュリネンは、リネンの特徴の一つでもある防カビ性と雑菌の繁殖を抑え臭いも軽減するという長所も併せ持っています。
出典:https://kogaya.co.jp/brands/spence-bryson
リネン生地に特化したアイルランド(イギリス)のメーカーですね。リネンと言えば、イタリアのイメージが強いですが、ファッション業界では"リネンの王様"と呼ばれるほど、質の高いリネン(通称アイリッシュリネン)を生産しています。
生地の特徴としては、とにかく硬いです。
初めて着用したときは、これ本当にリネン?と思いました、
特にリネンは盛夏時に販売されることが多いので、軽い生地が多いです。
しかし、このリネンはウェイトがあるので、夏は暑くて着用出来ません。
そのくらい分厚い生地です。
ただ、着用を繰り返すとだんだんと生地が柔らかくなっていき、身体にフィットしていきます。
まさに育てるスーツと言っても過言ではありません。
色
今回オーダーしたのは、明るすぎず、そして暗すぎない絶妙なトーンのブラウンを選びました。
明るすぎると派手ですし、暗すぎるとシックになりすぎるので、バランスの良い色を選びました。
ディテール
次にディテールについてお話いたします。
今回オーダーする上で考えていたのは、”イギリスとイタリアの要素を兼ね備えたスーツ”にするということです。
昨今のトレンドであるクラシック回帰を踏襲したいのと、色味はブラウン色であったので、雰囲気はイタリアっぽくしたいという想いがありました。
そんな想いを実現したディテールをお伝えしたいと思います。
ゴージ位置は通常の位置で、ラペルは太めに設定しました。
オーセンティックな顔立ちになっています。
クラシックにしたかったので、段返りの3つボタンにしています。
ボタンは水牛のボタンです。
(ナットボタンもありですが、私はいつも水牛のボタンばかり選んでしまいます。笑)
カジュアルなスーツなので、ポケットはパッチポケットにしています。
帯の太いグルカタイプ。
ボタンなので、通常のグルカより簡単に止めることができます。
また、ボタンを二つにすることで、帯が太くなり、ウエスト位置を高く見せることができます。
ベルトループではなく、サイドアジャスター。
サイドアジャスターは昨今流行ってますが、本来ビスポークで採用されるディテールであり、ペルトループよりフォーマルです。
ウエスト調整はあまりできないので、今の体型を維持しなければなりません。笑
プリーツはイタリアらしく2アウトプリーツ。
裾はダブルに仕上げ、裾幅も太め(20.5cm)に設定し、今の空気感を加えました。
シングルは本来冠婚葬祭のようなフォーマルなシーンに適している仕上げなので、普段着やビジネスで着用する場合、ダブル一択です。
ディテールをお伝えしましたが、今回はスーツとしてだけでなく、単体でも使えるようにも意識しました。
次に実際に着用した姿をお見せしていきます。
実際に着てみた
オーダー時の写真を載せてみました。
着用するとより雰囲気が伝わりますでしょうか?
スーツを着ると自然と背筋が伸びますね。
20代の私が着るにはまだ不相応だと思うので、このスーツに似合う人物となるよう内面も精進しなければなりませんね。
オーダーして頂いたお店
今回オーダーさせていただいたのは中野さんがオーナーを務めるgentile(ジェンティーレ)というお店です。
インスタを通じて知り合うことができ、今回オーダーさせていただきました。
このスペンスブライソンの生地も無理を言って、取り寄せさせていただきました。笑
下記にURLも載せていますので、オーダースーツにご興味のある方はぜひご覧くださいませ。
大阪のオーダースーツ屋です。
※下記HP抜粋
公式URL
https://gentile2021.wixsite.com
コーディネート
色々とコーディネートを組んできたので、ご覧くださいませ。
純粋にスーツとしてタイドアップしました。
ベージュのタブカラーシャツにペイズリータイを合わせてます。
シャツやタイは当然いけますね。
次は、インナーにボーダーのカットソーを合わせました。
スーツは本来ドレスアイテムですが、色味や生地がカジュアルなので、カットソーでも違和感がないですね。
もちろん、無地のニットでも全く問題ないです。
ジャケットのみ使用し、パンツにジーンズを合わせて、カジュアルダウンさせてみました。
中はリネンのシャツを合わし、濃いジーンズだとトーンが合わなくなると感じたので、色落ちしているジーンズを合わせました。
他にもチノパン、スラックスと幅広く合わせることができます。
ジャケットにLEEのウェスターナー、中はブラウンの細かなチェックシャツ柄に大柄のチェックタイを合わせました。
靴もドレスシューズではなく、敢えてモカシンシューズを合わせて、よりラフな雰囲気にしました。
まとめ
私の憧れであったスペンスブライソンのリネンスーツについての生地を記載しました。
着用するたびに本当にオーダーしてよかったと心から思っています。
昨今は世界的にもスーツを着用する方が減ってきてますが、メンズで最も魅力のある洋服は私はスーツだと思ってます。
だからスーツも日常着としても着る方も増えると嬉しいです。
この生地を通じて、スーツに興味を持って頂けると幸いです。