この記事はこんな方にオススメ!
- sandersの購入を検討している方へ。
- サイズ感や価格帯など知りたい方へ。
- 購入者のリアルな意見を知りたい方へ。
皆様、こんばんは!コウ(@dress_vintage_code) と申します。
今回は、sanders(サンダース)という英国の革靴メーカーの靴を購入したので、そのご紹介記事です。
現在、日本において人気が高まってきているメーカーです。
その証拠に各セレクトショップでも展開するようになり、革靴がお好きならご存知の方も多いと思います。
私自身、気になっていたメーカーであり、先日始めて購入致しました!
何度か仕事で履いたので、サイズ感や自分が実際に感じたことをお伝え致します。
sandersについて
まず、そもそもsandersとはどのようなブランドなのか。
どんな特徴があるのか。このような疑問にお答え致します。
Sandersについて、すでに知っているよ!という方は、飛ばしていただけたらと思います。
sandersとは?
出典:https://pheb.jp/blog/andpheb
1873年にイギリス靴の聖地ノーザンプトンでウィリアム・サンダース氏とトーマス・サンダース氏によって設立された老舗メーカーです。
グッドイヤーウェルト製法に拘りを持ち、ほとんどのパーツに天然素材が使用しています。
Sandersの品質の良さは指折り付きですが、その証拠にイギリス国防省(MOD)向けに供給しており、工場の約50%がその製造に割当てられています。
また、ロイヤルワラント(英国王国御用達)を獲得していることから、国に認められているシューメーカーと言えます。
価格帯!
このような実績がありながらも、価格帯は4~5万円というコストパフォーマンスに優れています。
購入品紹介
現物を見ながら、ディテールやシルエットなど具体的な詳細をお伝え致します。
購入を検討されてる方も参考にしていただけたらと思います。
Military officer shoesについて。
今回購入した革靴は、こちらの”Military officer shoes”(ミリタリーオフィサーシューズ)というプレーントゥの革靴です。
(以下、オフィサーシューズと呼びます。)
Sandersの本社で保管しているミリタリーシューズをアーカイブに作っているとのこと。
品がありながらもどこか無骨な印象があり、ドレスにもカジュアルにも合わせれるシルエットをしています。
サイズ感
サイズはUK7(25.5cm)を購入しましたが、他の英国メーカーの革靴と比べると、サイズは大きく感じます。
普段私は革靴の場合、UK7を購入しますが、他メーカーと比べるとワイズが思った以上に広く感じます。
元々、ローファーをメインに履くのでタイトフィッティングが好みですが、それにしてもすこし大きいと思います。
実はこのオフィサーシューズを含むミリタリーコレクションですが、日本以外では販売されていません。
つまり、このコレクションは日本限定での企画であるため、日本人の足型にあったラストを採用していると思います。
私の足型は、両足とも幅が細く、かかとも大きくないので、それで大きく感じるのだと推測しています。
その為、タイトフィッティングを好む方はハーフサイズ下げても良いのかなと思います。
私もサイズ交換は検討しましたが、レースアップなので、ヒモで調整できるので、このサイズのまま履くことにしました。
ディテール紹介
次に、この靴のディテールや詳細を詳しくお伝え致します。
特に、使っている素材や縫製といった部分に焦点を合わせ、ご紹介致します。
他の一般的なドレスインポートメーカーとは違った魅力があるので、一緒に見ていきましょう!
レザー
サンダースのミリタリーコレクションは全て、”ポリッシュドレザー”という革が使われています。
いわゆる、ガラスレザーの類なんですが、実際に見てみるとガラスレザー感が全くありません。
使用されている革がカーフなので、きめ細やかさや光沢感が強く、素材に対する拘りも感じ取れます。
アイレット
靴ヒモを通す穴が5つ(5アイレット)なので、個人的にはヴィンテージのサービスシューズと似た雰囲気を感じます。
ステッチ
ステッチが特徴的で、トリプルステッチを採用しております。
ワークブーツやミリタリーシューズに取り入れることが多い製法であり、とても無骨な印象をうけます。
ドレス顔の革靴とまた違った雰囲気を感じ取れますね!
ソール
"コマンドソール"と呼ばれるラバーソールを採用しております。
ITSHADE社が生産していますが、このソールが本当に削れにくくなっており、数年かかってもソール交換をする必要がないと言われています。
耐久性が高く、雨に強いので、ガシガシ履けるソールです。
仮にソールが削れてもグッドイヤーウェルトで作られているため、ソール交換も可能です。
靴紐
また、sandersにはミリタリーアイテムとも合わせやすいように、カーキ色の靴ヒモが付いております。
購入者の好みによって変えれる点もとても良いですよね!
私はあまり使いませんか、カジュアルな系統を好む方には刺さるのではないでしょうか。
なぜミリタリーダービーシューズを購入しなかったのか。
sandersには、"Military derby shoes"(ミリタリーダービーシューズ)という革靴があります。
恐らく、皆様がよく見かけるのは上記の画像のようなタイプではないでしょうか。
こちらも人気のあるモデルですが、個人的には外羽式ストリートチップは使いにくく感じます。
なぜなら、形はストレートチップのため、革靴においてはフォーマル寄りなのに、ステッチやシルエットはカジュアルなので、違和感を感じるからです。
私が購入したオフィサーシューズとは微妙に違いますが、それでもシルエットやステッチなどはほとんど一緒です。
その為、カジュアルに使うべきか、ドレスに使うべきか全くピンとこなかったので、購入しませんでした。
仮に、ネイビースーツやグレースーツといったフォーマルなアイテムと合わせれるのかと聞かれると、私は合わせないと思います。
履いてみて感じた事。
次に購入してから、何度か履いてみましたが、本当に感じたことをお伝え致します。
やはり、良かった点や気になった点もいくつかあったので、ご紹介していきます。
メリット
まず良かった点(メリット)をまとめるとこんな感じです!
メリット!
- 雨でも履ける。
- 一日履いても疲れない。
- ONとOFF兼用で履ける。
どれも履いてみて、本当に良いなと感じたものを書きました!
次に、この3つのメリット深堀りしていきます。
雨でも履ける。
これはやっぱりめちゃくちゃ便利です。
悪天候用に購入しましたが、雨を弾きますし、ラバーソールなので滑ることはありません。
私が所有している革靴はどれもレザーソールなので、滑ることが多く、気にしてしまうんですよね。
素材も雨に強いわけではないので、小雨が降るかもしれない日はビクビクしてしまいます。笑
そういった部分においても、何も気にせず履けるという事はこんなにも楽なんだなと改めて感じました。
一日履いても疲れにくい。
これは意外ですが、仕事で半日くらい歩きましたが、あまり疲れませんでした。
気持ち程度ですが、クッション性があるので、レザーソールのようにダイレクトに衝撃がないんですよね。
その為、履いてて疲れたような感じはなかったです。
ただ、足に合う合わないもあるので、参考程度にして頂けたらと思います。
ONとOFF兼用で履ける。
何度もお伝えしましたが、汎用性が高いので、カジュアルな着こなしからドレススタイルまで幅広く合わせることができます。
その汎用性から、着こなしに困ることはほぼほぼありません。
フォーマルなシーン以外では、お仕事でも活躍するので、履く頻度はかなり多かったです。
デメリット。
次に、気になった所(デメリット)をご紹介致します。
デメリットというと悪い印象に見えますが決してそんなことはなく、適切に処理すれば問題ないものもあります。
まとめるとこんな感じです!
デメリット!
- 汚れが取りにくい。
- ガラスレザーなので、経年変化を感じにくい。
次にこの二つの詳細について、お話致します。
汚れが取りにくい。
ガラスレザーなので、汚れは付きにくいですが、一度ついてしまうととれにくいです。
普通のカーフであれば、ブラッシングをすると、ある程度とれますが、ガラスレザーの特性でしょうか。
履いていくとどうしても浅い擦り傷や汚れは付きますが、一度付くとクリームで補修しなければなりません。
しかし、これに関しては、コードバンのクリームやワックスを塗ることによって簡単に取ることが出来ます。
経年変化を感じにくい。
これはガラスレザーの宿命ともいえますが、元々のカーフにコーティングされているので、経年変化を感じにくいという部分があります。
こればかりは素材の特性なので、経年変化を楽しみたいという方には、オススメできません。
しかし、ガラスレザーには機能性であったり、光沢感などの良さも持っています。
どちらも一長一短なので何を優先するのかを決めて、検討することをオススメ致します。
まとめ。
如何でしたでしょうか。
Sandersの購入品(オフィサーシューズ)をご紹介させて頂きました。
イギリス本国からその品質は保証されていながらも、コストパフォーマンスが高いという魅力も兼ね備えています。
上品さがありながらも、機能性が高いので、出番となるシチュエーションは数多くあります。
その機能性の汎用性の高さから、履く頻度が多く、購入して本当に満足しています!
ではまた!