この記事はこんな方にオススメ!
- フレンチヴィンテージのハンティングジャケットについて興味のある方へ。
- 購入を検討している方へ。
- 相場を知りたい方へ。
こんばんは。コウ(@dress_vintage_code) です!
突然ですが、フレンチヴィンテージといえば、皆様はどんなアイテムを思い浮かべるでしょうか?
フレンチ系のアイテムでも、様々なモノがありますが、モールスキンやアトリエコートなどが定番所だと思います。
インフルエンサーやYouTuberの方が、よくご紹介されているイメージですね。笑
勿論、ほかにも沢山ご紹介していると思いますが、今回はそういったメディアで意外と伝わっていないモノ、ハンティングジャケットのお話しをしたいなと思います!
ハンティングジャケットの概要
ハンティングジャケットの起源や私が所有しているモノをご紹介致します。
主にアウトドアブランドを中心に様々なブランドで販売されております。
その中で、古着業界においても人気のアイテムですが、皆様はどのようなアイテムかご存知でしょうか?
歴史や起源、人気の理由、特にフレンチヴィンテージのハンティングジャケットがなぜオススメなのか。詳しく見ていきましょう!
そもそもハンティングジャケットとは?
ハンティングジャケットとは、その名前の通り、"ハンティング(hunting)"=狩猟を目的として作られたアイテムです。
アウトドアブランドで作られた経緯もあり、主にL.L.BEANやBabour、patagoniaなどといったブランドで生産されていました。
昨今でも、様々なブランドがサンプリングしており、多種多様な生地やディテールを駆使して販売されてるので、町中でもよく見かけると思います。
ジャケットといっても、その種類は数多く、ブルゾンタイプであったり、ディテールや生地など様々な種類があります。
例えば、ノーザンプトン発祥の"ノーフォークジャケット"であったり。。
釣りも狩猟とされており、"フィッシングジャケット"もハンティングジャケットの内の一つと言われています。
このようにハンティングジャケットと一言といっても様々なモノがあり、それを深掘りしていくと正直キリがないです。笑
その為今回は、購入品レビューということでフランス製のハンティングジャケットをご紹介していきます。
"フレンチヴィンテージの"ハンティングジャケットについて
ハンティングジャケットについて、簡単にですがお伝え致しました。
様々な国で使用されてきましたが、その中でフランスのハンティングジャケットとはどのようなモノなのでしょうか?
実際に購入したモノを見ながら、ディテールや生地の詳細を見ていこうと思います。
購入品紹介
こちらが、私が購入したフレンチヴィンテージのハンティングジャケットです。
もうこの漂う雰囲気がたまりません。笑
フレンチハンティングジャケットですが、1930~60年代で作られていました。
基本的には、オーダーメイドで作られてたモノが多く、サイズがモノによって全然違うので、ジャストサイズを見つけられた方は、運命だと思って、購入をオススメします。笑
こちらは1950年代の個体であり、まだお店でよく見る年代かなと思われます。
捕まえた獲物をポケットに収納するので、ポケット数が多いのが特徴的です。
他のハンティングジャケットとの違いは?
古着業界でいうと、アメリカやイギリスなど様々な国のハンティングジャケットがあります。
古着屋に良くいく方は、一度は見たことがあると思います。
そのような定番のアイテムですが、フランスのハンティングジャケットは他の国のモノと比べて何が違うのか?
それは、決定的にクオリティが違います。
クオリティというと抽象的な言葉ですが、要するに生地やシルエット、縫製など全てにおいて作りの良さが違います。
この後、生地やディテールなど詳細をお伝えしますが、そもそもフレンチヴィンテージと呼ばれるモノは高品質な生地が使われています。
インディゴリネンやモールスキン、コットンツイル(シャンブレー)などといった天然繊維を贅沢に使用しております。
(今では何万~何十万もする素材を気兼ねなく使ってたんですよね。笑)
それはこのハンティングジャケットにおいても例外ではありません。
それらを当時の人たちはハンドメイドで生産している為、モノつくりが得意な国といっても過言ではありません。
また、フランス人はモノを大事に扱っており、生地が傷んでも自分達で編んで、少しでも長持ちさせていたそうです。
フレンチヴィンテージを取り扱うお店にいけばわかりますが、とにかく使い続けた結果、現代では表現できない経年変化したアイテムが数多くのこっております。
ハイクオリティな生地と縫製、そして購入後も大切に扱う事で、他の国のヴィンテージにはだせない雰囲気を持っています。
私が購入したのはデッドストックですが、ハンティングジャケットの経年変化も素晴らしいです。
生地
まず生地ですが、ピケ(pique)と呼ばれるものです。よくポロシャツやカットソーに使われていますが、縦や横に畝を作り、凹凸があるのが特徴的です。
こちらはデッドストックなので、まだバキバキですが、着用を繰り返すことで、生地がクタクタになり、とても良い味が出るんですよね~。笑
フレンチヴィンテージのハンティングジャケットのピケは、かなりしっかりしており、春先や秋口から着れるような厚さとなっています。
また、ピケ素材以外にもコーデュロイ素材もあり、そちらは真冬でも着れるぐらいの保温性があります。
私は、なるべく長いシーズン着用できるものが欲しかったので、こちらにしました。
ディテール
ハンティングジャケットの代表的なディテールであるゲームポケットです。
この後ろのポケットに、捕獲した獲物を収納するそうです。
ハンティングジャケットと呼ばれるものは、このディテールは必ずと言っていいほど搭載しています。
ハンティング(狩猟)と呼ばれる所以ですね。
フレンチハンティングジャケットの象徴的とも呼ばれるディテール、動物ボタンです。
動物ボタンは、ハンティングをする動物(シカやウサギなど)をモチーフにしているので、様々な種類があります。
この時代の狩猟は、主に富裕層(階級のある人)の競技だったそうです。
その為、生地やディテールだけでなく、ボタンにもお金をかけ、その結果、このボタンが使われていたと言われています。
※動物ボタンは、このジャケットにしかついておらず、アメリカやイギリスのハンティングジャケットにはついておりません。
古着屋での相場
始めにメディアでもあまり見かけることはないとお伝えしました。
しかし、こちらのハンティングジャケットもフレンチヴィンテージの3大アイテムの一つとも呼ばれる程、有名なモノです。
また、先ほどお伝えしましたが、富裕層がお金をかけてオーダーしているので、そのクオリティーは他のハンティングジャケットとはまるで違います。
その為、お店によりますが、安くても3万~5万円前後はすると思われます。
年代でも変わりますし、お店によっても違うので、断言はできませんが。。
オーダーメイドが多いので、ほとんどダメージはありますが、その雰囲気も抜群にカッコいいです。
もちろんデットストックも良いですが、滅茶苦茶高いのと、滅多にみれないです。
(私も店舗では未だに見たことがなく、このジャケットはネットで購入しました。)
かなり値段は張りますが、自分にとってのベストサイズを見つけたら、買うしかないですよ!笑
如何でしたでしょうか。
今回は、フレンチヴィンテージのハンティングジャケットについてお話させて頂きました。
モールスキンやブラックシャンブレーといったアイテムに行きがちですが、それらのアイテムに負けないくらいの魅力がこのジャケットには詰まっております。
他国のハンティングジャケットと比べても、そのクオリティは頭一つ抜けております。
本当にカッコいいですし、コーディネートにも組みやすいので、店舗で見かけたら、一度実物を見て頂きたいです!
ではまた!