この記事はこんな方にオススメ!
- ウエスターナーについて知りたい方へ。
- 購入を検討している方へ。
- ディテールや生地などを知りたい方へ。
皆様、こんばんは!コウ(@dress_vintage_code)と申します!
今回は、僕が購入したLEEのウエスターナーについてのご紹介を致します。
知る人ぞ知る名品でありますが、これを所有している方は恐らく少ないと思うので、
ご存知がない方も数多くいらっしゃると思います。
そんなマイナーなアイテムを一緒に詳しく見ていきましょう!
購入品紹介
今回購入したアイテムは、LEEが1960年代頃の”100-J”と呼ばれるジャケットです。
通称”WESTERNER(ウエスターナー)”と呼ばれています。
(以下、ウエスターナー。)
アイテムの存在自体は知ってましたが、意識してほしいと思ったことはあまりありませんでした。
お洒落な方がインスタでスタイリング投稿をされており、それを見て僕の持っているワードローブに合いそうだなと感じてたくらいです。
ただ、球数自体が圧倒的に少ないため、そもそも見る機会がほとんどありませんでした。
しかし、ある日、古着屋を散策していると、偶然見付けてしまったんですよね。
お店の壁面にかかってましたが、その生地感やオーラを感じたので、一度試着したところまさかのジャストサイズだったのです!
そのため、思わず衝動買いしちゃいました。笑
ウエスターナーについて
ウエスターナーについて、解説していきます。
1959年に"LEE"というブランドがこのウエスターナーを発売し始めました。
LEEといえば、リーバイスと並び、世界三大デニムブランドと呼ばれるほどのワークブランドです。
いわゆるデニムジャケットとは違って、ウエスタンデザインがあり、元々はカウボーイ向けに販売される予定でした。
1960年頃のアメリカの映画(“Lilies of the Field”)のシーンにて。
ところが、60年代にアイビーと呼ばれる学生たちの間で流行ったため、アイビースタイルに欠かせないアイテムとなりました。
そのため、カウボーイではなく、アイビーのイメージを持つ人の方が多いのではないでしょうか。
発売当初から60年以上経ちますが、デザインやディテールは変わっておらず、現在でも人気の絶えないアイテムとなっています。
アイビーについては、こちらのリンクをどうぞ。
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また余談ですが、LEEには、"101-J(RIDERS)"と呼ばれるデニムジャケットもあります。
ウエスターナーとシルエットやディテールは同じですが、デニム生地を使用したジャケットとなっています。
こちらもLEEで代表的なアイテムとなっています。
ディテールや生地について。
次に、ウエスターナーの生地やディテールなどを詳しく見ていきましょう!
生地
生地ですが、コットンサテン100%使用しています。
真っ白ではなく、オフホワイトや生成りのようなカラーのため、キザな印象はありません。
ただ、やはりワークメーカーのアイテムのため、デニムのようなタフな素材感ですね。
そのため、ガシガシ使ってその経年変化を楽しむアイテムだと思います。
サイズ
サイズ表記ですが、42(LONG)となっています。
日本表記でいうと、XLサイズになりますね。
実はこの”LONG”ですが、レアサイズらしく、市場では殆ど見る事はないそうです。
LONG=少し大きめだそうです。
(基本的に”regular”しかないとのこと。)
もともとタイトな作りのため、regularサイズだと着丈が短いため、普段着として使うには難しいと店員さんからお伺いしました。
確かに、僕自身、過去にそれを着用したことはありましたが、確かに着丈が短く、肩幅がキツくて着用できなかったという経験もありました。
その為、ジャストサイズと分かった時は、運命だと感じましたね。笑
ディテール
全体を見てみると、いわゆる、デニムジャケットとほぼ同じシルエットとなっています。
後ろはこんな感じ。
しかし、細かな部分を見てみると、微妙に違ったりします。
例えば、ポケットの形が違います。
デニムジャケットが逆三角形に対し、ウエスターナーは丸みがかっており、また少し斜めに向けたデザインをしております。
ウエスタンディテールの象徴するデザインですね!
ボタンもブランドが違うので当然ですが、シンプルに”Lee”と刻印されたボタンが使用されています。
同色で、彫られているため、そこまで主張が激しくないのも嬉しいポイントですね!
相場
相場ですが、まとめるとこんな感じです。
市場価格
通常モデルだとおよそ15000~25000円程。
初期モデルやレアモデルだと40000~55000円程に跳ね上がります。
(2021年12月29日の時点。)
もちろん古着はピンキリなので、参考程度にして頂けたらと思います。
ただ、そもそも球数が少ないので、見つける事自体が難しいかもしれません。
実際に着てみた
実際に着てみるとこんな感じです。
ボタンを締めるとこんな感じ。
後ろはこんな感じです。
着用者
180cmの67kgで肩幅が広めです。
普段は、Lサイズを着用。
画像を見て頂けると、サイズが42でありながら、ほぼジャストフィットとなっています。
袖丈だけ少し長いですね。
LONGだからちょうど良く感じますが、これがregularだと、もう少し小さくなるので、このモデルでなければ、恐らく購入しませんでした。
こういう出会いがあるからこそ、古着がやめられないです。笑笑
ヴィンテージを購入する上でのデメリット
僕は偶然見つけることができましたが、何度もお伝えした通り、ウエスターナー自体、球数がほとんどありません。
しかもオフホワイトだと、汚れがあるモノが多く、購入したものも当時の汚れがのこっています。
僕はこれを味だと感じているので問題ありませんが、気になる方がいらっしゃれば、現行で購入することをオススメ致します。
現在、LEEは日本のデニム会社のEDWINが買収し、販売や企画を行っていますが、クオリティはかなり高いです。
↓↓↓↓
ヴィンテージという拘りがなければ、選択肢の一つとして検討するのも良いのではないでしょうか。
まとめ
LEEの名作の一つであるウエスターナー(100-J)のご紹介をさせていただきました。
デニムジャケットとは違った魅力があり、周りとの差別化を図れるアイテムです。
その歴史も深く、もしこの記事を通じて、ご興味を持って頂けたら大変嬉しいです!
ではまた!