この記事はこんな方にオススメ
- メンズのドレススタイルの基本を知りたい方へ。
- ブレザーをお持ちではない方へ。
- オンとオフで着れるジャケットを探されてる方へ。
皆様、こんばんは!コウ(@dress_vintage_code)と申します。
メンズドレスファッションにおいて、絶対に所有すべきアイテムであるブレザー。
その歴史や魅力、そしてなぜドレススタイルにおいて重要なのでしょうか?
今回、その理由を徹底的に解説致します!
メンズドレスファッションに興味のある方は、是非読んで頂きたい内容です。

目次
ブレザーについて。
そもそもブレザーとはどのようなアイテムなのかをお伝え致します!
一般的には、学生服というイメージがありますが、実は数々の有名なファッショニスタからも愛用されてるんですよね、
そんな様々な一面を持つブレザーですが、どのように誕生し、どのようなシーンで着たのか。
そしてなぜ、メンズのドレス業界において人気なのか。
こういった観点から、解説していきます。

起源
ブレザーの起源ですが、二つの説があります。
一つ目は、1880年代にイギリスのケンブリッジ大学の生徒が競技用のユニフォームとして、着用していたという説です。
別名、スポーツジャケットと呼び、シングルブレザー発祥だと言われています。
相手に勝つという意思のもと、真紅のジャケットだったそうです。
それを見た観客が「燃えるようだ(Balzer)!!」と発したそうです。
そこから、ブレザーという名前が誕生したという諸説があります。
二つ目は、19世紀に英国海軍の軍艦であるブレイザーズ号の乗組員が着用していたという説です。
当時は、リーファージャケットと呼ばれて
おり、ダブルブレスト発祥だと言われています。
当時のビクトリア女王の訪問の際、艦長が部下の正装に真鍮のメタルボタンを使ったジャケットを用意しました。
それを見たビクトリア女王がとても評価したそうです。
このエピソードから、ブレザーはその当時の軍艦の名前から誕生したと言われています。
これを機に、海軍ではピーコートやブロックコートなどの名作が次々に出てきました。

歴史の流れ
出典:https://www.xn--gdk4ct16t.com
ブレザーが世界中で着用されるきっかけとなったのはアイビールックという学生の着こなしです。
1950年代、アメリカの私立名門大学の生徒が、当時の流行に合わせて、自分達流のスタイルを確立させました。
そのスタイルに欠かせないアイテムの一つにブレザーがあったのです。
例えば、ブレザーにチノパンであったり、オックスフォードシャツを合わせたり、ジーンズを合わせたりなど。。
今でこそ、ブレザーの定番のコーディネートですが、起源は全てこのアイビーです。
このアイビーから派生され、プレッピーやフレンチアイビーという新しいスタイルも誕生致しました。
まさに、アメリカン・トラディショナルの原点とも言えるアイテムです!
アイビーについての詳しい記事は下記に載っているので、ご興味のある方はご覧下さい。
-
-
【カルチャー紹介!】アイビールックとは!?『トラッドスタイルがお好きな方は必見です!!』
この記事はこんな方にオススメ! アイビーについて知りたい方へ。 メンズドレスファッションがお好きな方へ。 トラッドな着こなしがお好きな方へ。 こんばんは!コウ(@dress_vintag ...
続きを見る
人気の理由
ブレザーが今や世界中で人気となりましたが、その理由は汎用性の高さです!
アメリカン・トラディショナルなコーディネートはもちろんですが、ミリタリーに寄せたり、単純にジャケパンスタイルという着こなしもできます。
カジュアルやドレス共に使えるだけでなく、様々なテイストにも使えるというのが人気の要因です。
テイストとは、アイビーやブリティッシュ、フレンチなど洋服の系統のようなモノだと思って頂けたらと思います。
要は昔から国を超えて愛用されていたので、着こなしのバリエーションが豊富であるということです。
こういったことから、今もなお、ブレザーは世界中で愛されています。

ネイビージャケットとブレザーを比較
次に、ネイビージャケットとブレザーの印象の違いをお伝え致します。
皆様もご存知かもしれませんが、両者の大きな違いはメタルボタンかナットボタンを使っているかです。
起源や歩んだ歴史は違いますが、単純にアイテムを比較するだけでは、ほとんど変わらないです。
しかし、実は私が所有しているブレザーは元々ナットボタンが付いていましたが、途中でメタルボタンに付け替えました。
その為、次はこのボタンが及ぼす"印象"という観点から、比較していきます。
ナットボタン
こちらが付け替える前の画像です。
華やかさはありませんが、とてもベーシックであり、シンプルですよね。
相手に誠実な印象を与える事ができます。
コーディネートは選びませんが、個人的にネイビージャケットの場合、ブレザーと比べて、ドレスのイメージが強いです。
その為、仕事やドレスに寄せたスタイリングで最も真価を発揮するアイテムだと感じております。
金ボタン
次にメタルボタンに付け替えた後の画像です。
こうしてみると、かなり雰囲気が変わりますよね。
前者と比べると、華やかなでトラッドな印象が強い気がします。
メタルボタンがアクセントなり、ほんの少しだけカジュアルに寄せた感じがありますね。
個人的にですが、ブレザーの場合、よりテイストが強くなります。
その為、トラッドな着こなしでもっとも真価を発揮するアイテムだと位置づけております。
ブレザーの着こなし
次にブレザーの着こなしについてお伝え致します。
ファッションはやはり実際に画像を載せたほうがより説得力があると思います。
その為、着用する上でのポイントやどんなアイテムと相性が良いのか。
そのあたりを詳しくお伝え致します!!

ポイント
先ほどもお伝えしましたが、ブレザーの魅力はその汎用性の高さです!
その為、基本的にどのアイテムとも相性が良く、コーディネートもドレスからカジュアルまで幅広く使う事ができます。
例えば、インナーはシャツからTシャツまでいけますし、パンツもジーンズからスラックスまであわせることが出来ます。
正に万能なアイテムですが、着こなす上で一つだけ注意して頂きたいポイントがあります。
それは、サイズ感です!
やはり、ドレスアイテムである以上、ブレザーのサイズ感、さらには全体のコーディネートのサイズ感も意識しなければなりません。
基本的にジャケットは肩で着るモノなので、ジャストサイズを選んでください。
サイズがわからないという方は、店員さんに相談すれば大丈夫です。
ドレスエリアのスタッフはベテランの方が多いので、接客を受けて頂けたら、失敗する事はまずないです。
昨今は、ワイドパンツに合わせやすいよう、ジャケットも身頃が緩めで、着丈が少し長めのモノが多いです。
その為、オーバーサイズのアイテムとも合わせやすくなっているので、全体のサイズ感も自然と綺麗になりますよ!
着こなし例
ブレザーは万能アイテムとお伝えしましたが、次は実際に様々な組み合わせをしてみましょう。
画像付きでお伝えすることで、万能なアイテムというのも納得されるのではないでしょうか?
アイビールックをテーマにしたコーディネートです。
チノパンにクレストタイにローファーと定番アイテムですが、サイズ感を緩めにしていることにより、少しモダンな雰囲気を意識しました。
中もデニムシャツに敢えてネクタイをしています。
某有名なファッションディレクターを意識したコーディネートです。笑
全身ブルーのグラデーションで統一感を出しています。
小物も茶系で合わせる事により、少ないカラーリングでスタイリングを組みました。
フレンチアイビーを意識したカジュアルコーディネートです。
(フレンチアイビーとは、アイビーをフランス人が着こなしたスタイルです。)
ラルフローレンやリーバイスなど、アメリカンなテイストが強いですが、色使いはフランスっぽさを意識しました。
ブレザーにスラックスとドレス寄りなコーディネートの為、ボーダーを合わせる事でカジュアルダウンしました。
ボーダーが入ることで、カラーリングにメリハリをつけております。
テイストをミックスして合わせているので、モダンな着こなしを意識しました。
最後は、お仕事での着用シーンを意識しました。
全てドレスアイテムに組んでいるので、服装が緩い職場でしたら、問題ないかと思います。
※実際に私もこのコーディネートで出勤しています。
このようにブレザーの汎用性の高さは折り紙付きであり、一枚でサマになるんですよね。
ポイントである"サイズ感"を意識すれば、比較的コーディネートしやすいです。
ドレスファッションの初心者から上級者まで使用されるアイテムであり、世代を超えて愛されています。
如何でしたでしょうか。
メンズドレスファッション初心者にオススメアイテムであるブレザーについてご紹介致しました。
起源や人気の理由をお伝えすることで、その魅力を感じてもらえれば幸いです。
サイズ感とコーディネート例を参考にしていただければ、簡単に合わせることが出来ます。
プライベートではもちろん、お仕事でも使えるアイテムですので、この機会に是非検討して頂けたらと思います。
ではまた!